昔の床って超不安定.....
歩けば穴が開くんじゃないかと気が気じゃありません。マジで。












1階の床は全撤去!
なぜなら天井を高くするため。古い日本家屋は、近年建てられる家に比べて天井が低いのです。日本人の平均身長って、江戸時代まで遡ると10センチ以上低いんです!なので天井が低いんですね。
もう一つの理由は、養蚕農家だったこと。より多くの蚕さんを効率よく飼育するために、1階の天井を限界まで下げ、2階の蚕さんスペースを広く取ったと言われています。





元より低い位置に柱を入れていきます。
間には鋼製支を入れて、上を歩いても沈まない強度にします。


柱の上に、28mmの構造用合板を貼ります。
この上にさらに、元々使われていた床材を貼って完成の予定。

割らないよう丁寧に剥がした栗の床板。
長さを切りそろえて、釘で貼り付けていきます。















汚いように見えても、汚れを落とせば綺麗になるんです。

栗の木というのはとても硬くて丈夫な材質ですが、今となっては貴重なため最近の住宅にはほとんど使われていません!
昔の家って、いい材料が使われているんですね〜。












掃除したらこの通り!
ピカピカして綺麗な床のできあがりです!















2階 床貼り


現在の床板は、場所によっては腐っていたり固定されていなかったりと、簡単に踏み抜いてしまうような不安定な状態。床を全て新しく張り替えます。

2階の床工事には一苦労。なぜなら、家自体が傾いており、床が水平ではありません。下がっている部分に下地を足しながら、水平になるよう調節しながら作業を進めます。


まっすぐ水平な、歩いても穴の空かない床ができました。
















化粧板を貼ればこの通り綺麗な廊下に...って、目怖!怖いわ!!